岡山大学 ダイバーシティ推進本部

News

「Impressive Academic Presentations」Natureワークショップ参加記

活動報告

「Impressive Academic Presentations」Natureワークショップ参加記(令和7年2月27日)

本企画は、Nature誌編集部のMaybelline Yeo氏による「効果的な研究発表」をテーマとし、朝から夕方までの講義と少人数ワークショップからなる、大変充実したプログラムでした。英語でのワークショップだったこともあり、教員だけでなく、留学生が多く参加し、活発に質問やコメントが飛び交う和気藹々とした雰囲気でした。

まず、「プレゼンテーションの構成」では、聴衆に合わせた発表の組み立てやストーリー性の重要性を学びました。次に、ポスター発表と口頭発表について具体例を交えながら、情報整理やスライド作成のポイントを学習。シンプルで視認性の高いスライドやポスターを準備すること、そして口頭での説明による、流れのある発表が理解を深める鍵であると再認識しました。

特に印象的だったのは「生成AIの活用」に関するセッションです。倫理的配慮を前提に、情報整理や議論の補助として活用する可能性が示され、今後のプレゼン準備に役立つと感じました。

「プロフェッショナルなプレゼン技術」では、視線やジェスチャー、声のトーンの重要性、質疑応答の工夫について学びました。最後に実践セッションがあり、参加者同士でフィードバックを行い、理論と実践を統合する貴重な機会となりました。

全体を通じて、プレゼン技術の向上だけでなく、研究を魅力的に伝える意義について深く考える機会となりました。今後の発表や指導にぜひ活かしていきたいと思います。

ワークショップの様子(52名参加)