文字表示電話サービス「ヨメテル」の導入について
電話は、私たちの日常生活等において、リアルタイムで遠隔地にいる相手との意思疎通ができる便利な手段です。一方、電話は音声によるコミュニケーションであり、聴覚等に障害がある人にとっては、利用することが困難な現状がありました。そのため電話を利用した日常生活のコミュニケーションや行政手続き、職場における業務のやりとり、緊急時の速やかな連絡等に困難を伴うといった課題がありました。
このような背景を踏まえて、令和2年6月「聴覚障害者等による電話の利用の円滑化に関する法律(令和2年法律第53号)」が制定(同年12月1日施行)され、公共インフラとしての「電話リレーサービス」が制度化されました。
(一財)日本財団電話リレーサービスにより、「電話リレーサービス」は令和3年7月1日から開始、文字表示電話サービス「ヨメテル」は令和7年1月に開始となっています。
このたび聴覚に障がいのある本学の事務職員が、職務に必要な電話対応を行えるよう、令和7年11月から「ヨメテル」の利用を開始しました。「ヨメテル」は発話は可能であるものの、電話で相手の声が聞き取りにくい方に、その声を文字に変換してスマートフォンの画面に表示します。
「ヨメテル」のことを説明した資料はこちらです。是非ご覧ください。

参考:相手の声が読める電話「ヨメテル」公式ホームページ
「聴覚障害者等の電話利用の円滑化」総務省ホームページ