本学では、ダイバーシティ研究環境の実現および女性研究者の研究力向上を通じた、女性リーダーの育成を目指しています。本事業では、国際的に活躍する女性リーダーの育成を図るため、「岡山大学リーダー育成プログラム」(Phase 3:国際力)として、研究力の向上ならびに国際的研究ネットワークの構築を目指して、女性研究者を海外の大学・研究機関に派遣し、研修ならびに共同研究の機会を提供します。
本事業は、文部科学省科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(女性リーダー育成型)」の採択を受けて実施するものです

令和7年度の募集について
応募区分
(1)リーダー型
対象:本学と雇用関係にある女性研究者(教授・准教授・講師)(特任含む)
講師以上の女性上位職を海外派遣することにより、さらなる研究力の向上や上位職への登用に繋がるリーダーに相応しい研究能力やマネジメント能力を育成することを目的としています。このため、「リーダー育成プログラム」の趣旨を十分に理解し、将来のリーダーを目指す者を対象とします。派遣前に開講する「リーダー育成プログラム」Phase 3(国際力)の事前研修の受講、プログラムのその他フェーズの受講を強く推奨します(*1)。
(*1)リーダー育成プログラムについては、Webサイトをご確認ください。
(2)若手型
対象:本学と雇用関係にある女性研究者(助教(特任含む)・非常勤研究員等)
積極的に海外派遣の機会を提供し、研究力の向上と今後の共同研究の準備及びネットワークの構築を進めることによって、女性上位職の候補者層を充実させることを目的としています。このため、本事業により研究業績を積むことによって、将来性に上位職の登用が見込まれ、さらに派遣前に開講する「リーダー育成プログラム」フェーズ3(国際力)の事前研修(英語研修)を受講(*1)することを強く推奨します。
(*1)リーダー育成プログラムについては、Webサイトをご確認ください。
支援内容
以下に示す(1)~(3)を合計した支援の上限額は、300万円/人とします。
(1)旅費等
- 岡山大学旅費規程により交通費、日当、宿泊料を支給します。
- 原則として令和8年2月28日(土)までに帰国すること。
(2)派遣先機関における研究費
「リーダー型」:上限100万円
「若手型」:上限50万円
- 研究計画に基づき、研究費を適切に執行すること。
- 研究費として執行できるもの:派遣先機関で使用する試薬・消耗品、機器使用料、施設使用料、消耗品を日本で購入し派遣先へ郵送するための郵送料等
- 研究費で執行できないもの:派遣に関連しない物品等(判断がつかない場合は、本件担当に相談すること。)
※派遣先機関における研究費の執行については、日本で物品を購入し、派遣先に郵送する方法、または派遣先機関で購入する方法とします。
(3)代替要員人件費
本事業により女性研究者が不在となる期間に研究の補助(飼育動植物の管理等、帰国後速やかに研究を再開するために必要な補助業務)を行う技術補佐員、不在期間中の教育活動(授業)を行う非常勤講師の雇用経費を支援します。
- 代替要員の候補者は、派遣研究者の所属部局が選考し決定すること。なお、原則として雇用期間は派遣研究者の派遣期間以内とし、雇用開始の時点で既に本学と雇用関係にある者は支援対象外とする。
- 雇用された代替要員の所属は、派遣研究者の所属部局とする。
- 雇用された代替要員は、勤務中に代替要員自身の研究活動を行うことはできない。
申請手続き
受付期間:令和7年3月28日(金)~令和7年4月17日(木)
- 部局の長及び学科・講座等の責任者の承認、及び、派遣先機関の許可を得た後、以下フォームから申請してください。
申請様式
女性リーダー育成海外派遣事業 申請書 | 女性リーダー育成海外派遣事業 申請書【様式1.2】 |
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研究業績等 | |
派遣先機関の受入証明書 | 受入証明書(日本語・英語)【様式3】 ※後日提出も可としますが、申請時には、派遣先機関等で研究活動を行うことがわかるもの(派遣先機関等とのメールのやり取り等)を提出ください。 |
選考と決定
- 派遣教員等の決定は、男女共同参画室において実施し、選考結果は令和7年4月末までに申請者に通知するほか、所属部局の事務を通じて部局長宛に通知します。
- 申請内容の確認のため、問合せ及び面接審査を実施する場合があります。
報告等
- 採択された者は帰国後、1カ月以内に「成果報告書(様式4)」を提出してください。また、帰国後は報告会で研究成果等の発表を行っていただく予定です。
- 本事業により得た研究成果を発表する場合は、その旨、記載すること。
(記載例:「この研究は、文部科学省科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ」の支援により実施されました。」「This research was supported in part by “Initiative for Realizing Diversity in the Research Environment” from MEXT.」)
提出書類 | 「女性研究者派遣事業」成果報告書(様式4) |
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提出期限 | 帰国後、1カ月以内 |
個人情報の取扱い
本事業申請により取得する個人情報は、選考及び派遣事業業務にのみ使用します。
申請・お問い合わせ先
岡山大学 ダイバーシティ推進室 宛
〒700-8530 岡山市北区津島中一丁目1番1号
TEL:086-251-7303.7011
E-mail:sankaku1@adm.okayama-u.ac.jp