平成28年4月1日に採用された第7期WTT教員1名を紹介します。
3年目でテニュア審査を実施し、平成31年4月1日付でテニュア教員として採用されました。
和田 郁子わだ いくこ
所属/職名
社会文化科学学域(文)/ 准教授(平成31年4月1日 テニュア教員へ)
最終学歴
京都大学大学院文学研究科 歴史文化学専攻 博士課程修了
前職
京都大学白眉センター 特定助教
研究内容
17-18世紀の南アジア、とくに南インド東部コロマンデル海岸の港町とデカン地方を含むその周辺地域の歴史について、海と陸の連関の視角から研究しています。多様な人々の活動の舞台となった港町を中心に、彼らの残した様々な史料の分析を進め、人々の移動と接触に伴って形成されたコスモポリタンな社会の諸相を明らかにすることを目指しています。
2019年4月よりテニュア教員として社会文化科学研究科に勤務することになりました。この3年間、お世話になったメンターの先生をはじめ、文学部・社文研の先生方、共同研究者の方々、男女共同参画室等の関係者の皆様方に、まずは深く感謝申し上げます。この間、研究面では、個人での論文執筆や学会報告に加えて、編著の出版や、海外の学会におけるパネル報告の実施等、共同研究に関わる経験を色々な形で積むことができました。また教育面においては、卒論演習などを通して、学生の皆さんと今まで以上に深く継続的に接する機会を得て、自分自身も学ぶところが多々ありました。今後も引き続き、研究と教育に尽力するとともに、その他の分野についても日々学びながら活動を広げていきたいと思っております。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。