平成30年10月1日に採用された第9期WTT教員1名を紹介します。
金 志映きむ じよん
所属/職名
社会文化科学学域(経)/ 准教授(令和4年4月1日 テニュア教員へ)
最終学歴
慶應義塾大学 経済学研究科 後期博士課程修了
前職
独)日本貿易振興機構(JETRO)アジア経済研究所 新領域研究センター
グローバル・バリュー・チェーン研究グループ 研究員
研究内容
専門分野は計量経済学・経済統計で、実物的側面と金融的側面の両方から経済を捉える研究を行っております。具体的には、一国のモノの流れを捉える産業連関表やお金の流れを捉える資金循環表などの経済統計を用いて、新しい分析方法の開発をはじめ、資料が不十分で研究事例が乏しかった途上国のケーススタディーや国際間の取引表の試作などを試みてきました。将来的には経済の実物的側面と金融的側面を統合するようなモデルの開発を目指しております。
WTT教員3年半のうち、産休・育休などで1年半の研究中断の期間がありましたが、経済学部の先生方および男女共同参画室の皆様の手厚いサポートのおかげで、無事に復職し仕事とライフイベントの両立ができました。この場をお借りして感謝申し上げます。
WTT教員を終えてからは卒業研究(ゼミ)や大学院生の論文指導も担当することとなり、今年度は初めて指導してきた学生たちが卒業する予定です。これからも引き続き研究や教育に励んでいきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。