岡山大学では、平成21年10月に「岡山大学ダイバーシティポリシー」を制定し、ダイバーシティ推進本部を中心として、男女共同参画、次世代育成、障がい者雇用、高齢者雇用などを推進し、構成員の多様性を高め、ダイバーシティ文化の醸成に努めてきました。
国の施策としても大学における女性研究者の新規採用についての目標値や，上位職への登用に係る目標値が設定されており，R４年度からは，補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ」に新たに「女性リーダー育成型」が設定され、教授・准教授等の上位職への女性研究者の登用を促進するため、挑戦的・野心的な数値目標を掲げる大学等の優れた取組を支援しています。

この度、岡山大学は、令和５年度文部科学省科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ（女性リーダー育成型）」に選定されました。本学の提案する事業は、「岡大発・女性もっと活躍宣言！WITHプラン」をコンセプトに、新たにリーダー育成プログラムを実施し、女性上位職・管理職候補者層を充実させるとともに、准教授以上の上位職女性教員の増員並びに女性教員割合の増加を図ります。さらに、役員及び教育研究評議会構成員の女性割合、部局ごとの女性教員在職割合・新規女性教員採用割合を設定するなど、部局と大学執行部が連携しつつ、全学を挙げて目標達成に取り組みます。
　そして、これらの取組を通して教育研究環境を整備し、ウェルビーイングと真のダイバーシティ＆インクルージョンを実現することで、だれもが成功する機会を持ち、その能力を最大限発揮することのできる大学を目指します。